醸造タンクについて説明する横山社長

醸造タンクについて説明する横山社長

長野県 白馬・安曇野

ワイナリー完成、景観も売りに 池田で6月オープン予定

信濃毎日新聞(2020年4月9日)

 池田町の農業生産法人「ヴィニョブル安曇野」が、町内で初となるワイナリー(ワイン醸造所)を渋田見地区に完成させた。売店を備え、6月のオープンを目指す。自社栽培のブドウで醸造したワインの提供は来年春以降の見込み。北アルプスの景観が良い立地を生かし、収穫体験などを通じて町内外の人に「愛着を持ってもらえる」ワイナリーを目指す。

 同社は町内の約5ヘクタールでワイン用ブドウを生産し、シャルドネやメルローなど6品種を栽培。ワイン大手のメルシャン(東京)などに出荷しているが、約2ヘクタール分で自社ワインを醸造する。白ワインは来年春、赤ワインは秋以降の販売を予定する。

 5年前からワイナリー建設を進めてきた社長の横山弘樹さん(41)は「時間がかかり大変だったが、畑から醸造、販売まで関わりたかった」。畑には西日が当たることでブドウの色が付きやすい。寒暖差を生かし、香りの良いワインができるという。

 ワイナリーは木造平屋の約250平方メートルで、北アルプスと田園風景が見渡せるあづみ野池田クラフトパーク近くに立地。500リットル〜2000リットルまで計17の醸造タンクを備え、年間約1万5千本の生産を目指す。横山さんは「景観も売りにし、ここでしか楽しめない味を追求したい」と話している。

 町ではワイン用ブドウのほ場整備に力を入れており、町内の栽培面積は2012年の約16ヘクタールから本年度は約25ヘクタールに拡大。町産業振興課は町内初のワイナリー完成を受け、「誘客や販売支援などの面で協力したい」とする。

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