試作品が完成した「柴垣天然わかめ」=羽咋市の県漁協柴垣支所

試作品が完成した「柴垣天然わかめ」=羽咋市の県漁協柴垣支所

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乾燥天然ワカメ、新ブランドに 羽咋・県漁協柴垣支所

北國新聞(2020年4月11日)

 羽咋市の県漁協柴垣支所が、地元の海で豊富に自生するワカメを使った「乾燥天然ワカメ」を新たな特産品にしようと奮闘している。岩ガキ漁の際に邪魔になる「厄介者」を取り除いて、漁師の収入を増やす「一石二鳥」の取り組みで、月内に道の駅のと千里浜で販売を始める。海藻は健康食として注目されており、漁協の担当者は「柴垣の味にこだわった商品を広く知ってほしい」と話している。
 ワカメは長手島周辺の岩場を中心に繁殖している。新芽が出る4月ごろが最もおいしいとされ、この時期に刈り取ったワカメを乾燥させ、密封パックに入れて売り出す。
 生のワカメを取って個人で金沢市内の料理店などに出荷する漁師はいるものの、支所が水産加工品の販売に乗り出すのは初めて。名物の岩ガキに続く水産ブランド品をつくって漁師の新たな収入にしようと、乾燥ワカメの開発を企画。支所には新たに乾燥室を整備した。
 パックには「能登半島はくい名産 柴垣天然わかめ」と記され、天然岩ガキのキャラクター「ガッキーちゃん」に乗るコスモアイル羽咋のキャラクター「宇宙人サンダーくん」の絵などが描かれている。50グラム入りを想定する。
 乾燥やパック詰めの方法は先行する漁業者からの助言も取り入れて確立した。長さ約50センチのワカメを、紫外線殺菌水で洗って清潔さを保ち、変色しないように乾燥させる。賞味期限は1年間となる。支所は今年、66歳の漁師2人に乾燥業務を委託する。
 市が今年度初めて実施する漁業振興支援事業の採択も受ける見込み。
 支所の西久子主任は「市内漁協での水産加工品第1号として、漁師が生計が立てられる助けにしたい」と話した。

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