氷見市でテークアウトできる飲食店を紹介するホームページ(HP)「ヒミイーツ(Himi Eats)」が開設された。新型コロナウイルスの感染拡大防止で外食の自粛が広がる中、「食を通じた心の豊かさ」を市民に提供しつつ、売り上げ減に歯止めを掛ける狙い。配達システムの構築も視野に入れている。
同市小杉で宿泊できるレストラン「イミグレ」を経営する松木佳太さん(28)が企画。市や氷見商工会議所、市観光協会と連携し、情報を収集、発信している。
登録は11日正午現在で焼き肉やラーメン、お好み焼き、レストランなど18店。毎日増えており、テークアウトできるメニューや営業時間、住所、電話番号などを掲載する。市がHPに設けた市内店舗緊急応援ページとリンクしている。
登録は無料。関心を高めるためにも幅広い参加を呼び掛けている。「イタリアンキッチン オリーブ」(十二町)のオーナーシェフ、梶敬三さん(66)は新たなテークアウト用メニューを開発中。「今回ばかりは『何とかなる』では駄目。生き残りが懸かっている」と危機感をにじませた。
松木さんは「将来的には配達できるシステムをつくりたい」と話す。