高さ15メートルの雪壁がそびえる雪の大谷を走る高原バス=立山・室堂付近

高さ15メートルの雪壁がそびえる雪の大谷を走る高原バス=立山・室堂付近

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立山黒部アルペンルート全線開通 雪の大谷ウオークは中止

北日本新聞(2020年4月16日)

 立山黒部アルペンルートが15日、全線開通し、初日の入り込みは144人にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人が密集する「雪の大谷ウオーク」を中止するなど対策を講じた上で開業した。昨年4月16日に全線で通常運行が行われた際には、約7100人が訪れていた。

 感染対策として、定員120人の立山ケーブルカー(立山-美女平)と約45人が乗車できる立山高原バス(美女平-室堂)は、ともに乗客を最大25人とする制限を設けた。

 午前8時に美女平(標高977メートル)を出発した立山高原バスの第4便は18人が間隔を空けて座り、換気のため窓は約10センチ開けた状態で運行した。

 室堂(同2450メートル)付近の「雪の大谷」の雪壁の高さは平年並みの15メートル。立山一帯は晴天となったが、バスから降りて雪壁を間近に見る雪の大谷ウオークは中止で、観光客は徐行するバスの窓から見上げた。

 例年は観光客でごった返す室堂ターミナルも閑散とした。新潟市の男性(53)は「全線開通時に必ず訪れているので、悩んだが来ることにした。家にいた方がいいとは思ったが...。去年とは全く違う」と話した。

 アルペンルートを運営する立山黒部貫光(富山市)によると、4月の団体予約は全てキャンセルとなり、1件も入っておらず、5月は例年の1割程度という。同社の担当者は、例年通り11月30日まで営業を続けるとし、「観光客の減少はやむを得ない。感染対策を徹底したい」と話した。

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