桜とともに風に舞うこいのぼり

桜とともに風に舞うこいのぼり

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こいのぼり桜と共演 山田

北日本新聞(2020年4月17日)

 富山市山田宿坊(すくぼう)の沢連(そうれ)集落にあるグラウンドで、大小65本のこいのぼりが泳いでいる。集落で掲げられなくなったこいのぼりを集め、近くの坂口清志さん(74)が25年ほど前から、毎年端午の節句に合わせて設置している。今年は訪れた人にメッセージを書いてもらうノートも新たに用意し、住民らを楽しませている。

 かつて男児のいた世帯で揚げられ、今は使われなくなったこいのぼりを坂口さんが集め、まとめて飾ったのが始まり。集落の春の風物詩として、見物に来る人も多い。

 15日は見頃を迎えている桜とともに、こいのぼりが風に舞った。母親の里帰りに合わせて訪れたいとこ同士の松谷莉央さん(7)と片山三桜(みお)ちゃん(5)=ともに富山市=は「こんなにたくさんのこいのぼりを見たのは初めて」と話し、グラウンドを駆け回っていた。

 今年から敷地内のポストにノートを入れ、来訪者にコメントを書いてもらえるようにした。「気持ちの良い時間を過ごせた」「元気をもらった」など、心温まる言葉がつづられている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で暗いニュースが多い中、坂口さんは「見てくれた人が少しでも明るい気持ちになってくれればいい」と願っている。

 5月10日ごろまで掲げる予定で、雨や強風の日は降ろす。

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