射水市戸破にある藤井右門の墓

射水市戸破にある藤井右門の墓

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藤井右門を知ろう 小杉まちづくり協議会が読本

北日本新聞(2020年4月18日)

 射水市の小杉まちづくり協議会(永森直人会長)は、同市小杉地域出身で明治維新の約100年前から世直しの必要性を主張した藤井右門(うもん)の功績をまとめた読本「明治維新の源流を創(つく)った男~藤井右門物語~」を作成した。小中学校に配布し、読み聞かせなどに活用してもらう。

 読本は、地元の偉人である藤井の生誕300年を機に歴史を風化させず、将来に語り継ぐために、分かりやすくまとめた。市公募提案型市民協働事業の採択を受け、藤井右門顕彰会(稲田哲夫会長)や小杉歴史愛好会(宮城澄男会長)が編集に携わった。

 藤井は1720年、小杉村生まれ。尊王論を主張し、18世紀半ばの宝暦、明和事件に積極的に関与した。江戸幕府に捕らえられ処刑された。約100年後の明治維新の先駆けになったとされる。

 地元には射水市戸破(小杉)の下条川付近に藤井右門公園があり、東京の藤井の墓から遺骨を分骨してきた墓などがある。

 読本はA5判、27ページで、500部作成。顕彰会の稲田会長は「月1回集まり、歴史を調べ直して約1年かけて編集した。子供たちに伝えていきたい」と話している。関係者は本年度、藤井をテーマにしたフォーラムを8月、芝居を12月に計画している。

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