新酒米「さかほまれ」を使い、福井県内17蔵元が一斉に発売する地酒

新酒米「さかほまれ」を使い、福井県内17蔵元が一斉に発売する地酒

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新開発の酒米使った日本酒発売へ 福井の17蔵元一斉、「雑味少なく、柔らかいうまみ」

福井新聞(2020年4月18日)

 福井県農業試験場が県酒造組合と開発した大吟醸向けの新たな酒米「さかほまれ」を使った日本酒が、19日に県内17蔵元から発売される。県農試が酒米を開発したのは初めて。醸造は各蔵元が持ち味を生かして行い、福井オリジナルの高級地酒に仕上げた。北陸新幹線県内延伸を3年後に控え、酒どころとしての福井を発信する。

 福井生まれの酒米で高級地酒を造ろうと、2010年度に開発に着手し、8千種の候補の中から選抜した。精米しても割れにくいのが特長で、精米歩合50%以下という大吟醸の基準を大幅にクリアする35%ほどまで精米することができる。余分な部分を多くそぎ落とすことで、雑味が少ない出来になるという。

 栽培は大野、勝山両市で行われ、約30トンが収穫された。醸造は17蔵元がそれぞれ取り組み、大半の蔵元は、県食品加工研究所が開発した酵母を使用。オール福井産の原料の地酒に仕上げた。

 組合副会長を務める田辺酒造(永平寺町)の田辺啓朗専務は「さかほまれは醸造しやすく優れた酒米。やわらかいうまみもあり、各蔵とも看板酒になりうる商品になったのではないか」と絶賛。一般的に大吟醸に使われている「山田錦」に並ぶ酒米になることを期待する。

 田辺酒造としても「上品で落ち着いた香りと、膨らみのある甘みがあり、福井のいろんな食に合わせて飲んでもらえる酒ができた」と自信をのぞかせる。伊藤酒造(福井市)も「香りがよくて後味すっきり。コメのうまみをしっかり感じられる酒になった」と手応えを示している。

 各蔵元720ミリリットル入りで税込み1980~5500円。各酒販店で販売する。県酒造組合は「自宅で各銘柄を味わい安らいでもらえたら」と話している。17の蔵元、商品は組合ホームページで紹介している。

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