福井県大野市の和泉地区で受け継がれる「穴馬紙」

福井県大野市の和泉地区で受け継がれる「穴馬紙」

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穴馬紙と奥越太鼓を「おおの遺産」に 福井県大野市

福井新聞(2020年4月19日)

 福井県大野市はこのほど、祭礼や風習、伝説など次世代に継承したい地域の伝統文化を支援する「おおの遺産」に、新たに「穴馬紙」と「奥越太鼓」を認証した。同遺産はこれで18件となった。

 穴馬紙は、和泉地区有志でつくる「穴馬紙大すきの会」が受け継いできた。紙すきは冬の副業として江戸時代初期から、旧穴馬村で盛んに行われていた。戦後間もなく廃れたが、旧和泉村教育委員会の社会教育指導員が中心となり1985年に復活させた。現在は30代~70代の会員16人が、同地区に自生するコウゾとノリウツギを原料に伝統的な方法で紙すきに取り組んでいる。

 奥越太鼓は荘園時代から大野で伝承されてきた伝統芸能。第二次世界大戦によって衰退したが61年、大野商工会議所と奥越観光連盟が中核となって後の「奥越太鼓保存協会」を結成、再興した。現在は13人の奏者が保存、後継者育成に努めている。演奏中に即興演奏の掛け合いが披露されるのが特徴。

 認証制度は2016年度から市が独自に実施している。これまでに七間朝市や里神楽などが選ばれている。認証を受けると、保存活動や後継者育成などの活動に対して補助金が交付される。

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