ひな(円の中央)に餌を運んできたコウノトリの親鳥=4月20日、福井県越前市安養寺町

ひな(円の中央)に餌を運んできたコウノトリの親鳥=4月20日、福井県越前市安養寺町

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野外コウノトリのひな誕生 越前市

福井新聞(2020年4月21日)

 福井県と越前市は4月20日、同市安養寺町の人工巣塔に営巣している国の特別天然記念物コウノトリのペアの卵がふ化し、少なくとも2羽のひなを確認したと発表した。同市での野外コウノトリのひな誕生は2年連続。

 ペアは2016年に同市坂口地区で放鳥した雄「たからくん」と、同年に兵庫県豊岡市で生まれた雌「みやびちゃん」。昨年も同じ巣塔で3羽をふ化させ、県内55年ぶりの野外コウノトリのひな誕生となったが、ひなはいずれも数日で死んだ。地元住民らは、昨年はかなわなかった巣立ちを願い成長を見守っている。

 市によると、ペアは2月下旬から巣作りや交尾行動が見られ、市は3月13~14日に抱卵に入ったと推定。4月16日には親鳥が巣の中に餌をはき戻す行動が複数回見られ、17日に映像でひなの姿が確認された。

 県や市はペアやひなを刺激しないよう巣から150メートル以上離れ、マナーを守って観察するよう呼び掛けている。

 県内では昨夏、58年ぶりとなる野外のひなの巣立ちが坂井市で確認された。今回のひな誕生は、それ以来となる。

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