匿名で届いたマスク=七尾市の朝日放課後児童クラブ

匿名で届いたマスク=七尾市の朝日放課後児童クラブ

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善意のマスク 差出人不明で児童クラブに

北國新聞(2020年4月22日)

七尾市の朝日放課後児童クラブに21日、マスク30枚が入ったサンタクロースの袋が届いた。差出人は不明で、「いつもお世話になっております。先生方で分けてご利用ください」と書かれた紙が添えられていた。新型コロナウイルスの感染拡大で深刻なマスク不足が続く中、サンタからの貴重な贈り物に、クラブ支援員は「心が温まる」「涙が出るほどうれしい」と喜んでいる。
 支援員が21日朝、玄関のポストにサンタクロースがデザインされた袋を見つけた。中には立体型のマスク10枚、使い捨てが20枚入っていた。メッセージの内容からクラブに通う児童の保護者か、それとも地域住民か。正体は分からないが、コロナ騒動で気が張る中、季節外れのサンタクロース登場に支援員の笑顔が広がった。
 児童クラブは玄関に「大切に使わせていただきます」と感謝を示した紙を貼った。クラブを運営する徳田地区社会福祉協議会の林繁寿会長は「これからも頑張っていかないと、という気持ちになった」と子どもの預かりとコロナ感染予防に気持ちを新たにした。
 同クラブでは月~土曜日の午前7時半~午後7時に、朝日小児童約20人を預かっている。児童や支援員はマスクを持参する決まりで、林会長は「頂いたマスクは、いざというときに備えて保管しておく」と話した。

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