車で吉崎東別院に運び込まれる蓮如上人の御影=4月23日午後4時、福井県あわら市吉崎1丁目

車で吉崎東別院に運び込まれる蓮如上人の御影=4月23日午後4時、福井県あわら市吉崎1丁目

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蓮如上人の御影、静かに到着 福井県あわら市・吉崎

福井新聞(2020年4月24日)

 浄土真宗中興の祖、蓮如上人の肖像画「御影(ごえい)」が東本願寺(京都市・真宗大谷派本山)から、福井県あわら市の吉崎東別院に到着し4月23日夜、上人の遺徳をしのぶ「蓮如忌」が始まった。新型コロナウイルス感染拡大により、徒歩で往復する「御影道中」は車移動となった。男衆が御影を担ぎ上げる入堂も取りやめになり、347回の時を重ねた仏事は静かに粛々と営まれた。

 同別院は3月末に車での移動や法要期間の短縮を決めたが、県内での感染拡大を受け、地元民が御影を出迎えて集落内を練り歩く提灯(ちょうちん)行列も中止とした。

 御影は夕方に吉崎入り。輪番らが御影を収めた大谷家の家紋が入った御櫃(おひつ)を携え、本堂へと続く石段を上った。

 日が落ちると、御影の巻物を広げる「お腰延ばしの儀」が執り行われた。例年は到着時500人超が訪れるが、一般参詣の自粛要請で本堂は静寂に包まれた。数人の門徒がそっと手を合わせ、法要が営まれた。

 法要は吉崎東別院のホームページなどでライブ配信された。29日朝まで法要が営まれ、御影は同日に吉崎を出て30日に上洛(じょうらく)する。

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