新湊大橋が変形して見えた3月26日の蜃気楼を収めたライブカメラ映像

新湊大橋が変形して見えた3月26日の蜃気楼を収めたライブカメラ映像

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蜃気楼、自宅で観測 魚津埋没林博物館ライブ映像利用

北日本新聞(2020年4月27日)

■見つけてツイッター投稿、抽選でグッズ

 魚津埋没林博物館(魚津市釈迦堂)は、同館ライブカメラの映像で蜃気楼(しんきろう)を見つけ、ツイッターで画像や映像を投稿した人に、抽選でグッズなどを贈るキャンペーンを展開している。新型コロナウイルス感染予防に向け、海岸からではなく自宅で観測を楽しんでもらう狙いだ。6月30日まで。

 4、5月は蜃気楼が多く観測され、大型連休には例年、海岸に大勢が詰め掛ける。しかし、今年は密集を避けるため、出現を伝えるメールサービスを当面休止している。

 ライブカメラは魚津埋没林博物館周辺から黒部、富山、射水方面の海岸の様子を撮影。同館ホームページやケーブルテレビ「NICE TV」で放送されている。キャンペーンでは蜃気楼の映像を保存もしくは撮影した画像・映像を、同館のツイッターをフォローした上で「#おうちで魚津のしんきろう」のハッシュタグを付けて発信してもらう。出現を知った後にさかのぼって見た映像でも可とする。抽選で20人にオリジナルグッズなどを贈る。

 同館の佐藤真樹学芸員は、少し時間を空けて撮影すると変化が分かりやすいと助言し「予測など撮影に至った理由・状況をぜひ書き込んでほしい」と言う。諸説ある予測方法を参考にするなどし、蜃気楼への理解を深めてもらう考えだ。

 蜃気楼にあまりなじみのない若い世代に、この機会に親しんでもらうのも狙いの一つという。佐藤学芸員は「ライブカメラの場合は望遠レンズなどを必要としないので、気軽に楽しんでほしい」と話した。同館ホームページで詳細を紹介している。

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