閉鎖中の砺波チューリップ公園(砺波市花園町)のチューリップ開花状況が27日、報道機関を通じて公開された。21万本が植えられた大花壇は7分咲き。新型コロナウイルスの影響で、となみチューリップフェアは中止となったが、同公園では今年も色とりどりの花が変わらぬ美しさで競演している。満開は29日ごろ。市のホームページなどからライブカメラ映像で観賞できる。
砺波チューリップ公園で22日開幕予定だった「となみチューリップフェア」は中止され、公園は5月10日まで閉鎖されている。
フェアに向け昨年植えられた球根が開花した。2600平方メートルの大花壇は黄小町やレッドプラウドなど16品種が順次咲き、今回フェアのキーワードだった「Wa!」を基に五つのチューリップがつながるデザインの地上絵が描かれている。
フェアの主催団体の一つで公園を管理する市花と緑と文化の財団は「緊急事態宣言が出され、外出自粛が求められている中で、美しいチューリップを見て心を和ませてほしい」と、県内外の人に向けて公園の様子を報道してもらうことにした。立ち入り禁止中の公園はフェンスで囲まれ、外からも観賞できないことも、あらためて知ってほしいという。
開花状況はカメラ3台を使って放映している。市、同財団、市観光協会のホームページから「あなただけのチューリップフェア」のサイトで観賞できる。