信州東御市振興公社(東御市)の地ビール製造部門「オラホビール」が28日、新たに導入した設備で初めて醸造した「ゴールデンエール」と「アンバーエール」を発売する。2銘柄は設備導入を機に、味やデザインを一新。20〜40代を主なターゲットに、店頭で手に取ってもらえるよう、文字を黄色やピンクなど目立つ色使いにした。
ゴールデンエールはアロマホップのかんきつ系の香りと爽やかな苦味に仕上げた。アンバーエールは甘くふくよかなホップの香りと、2種類の加熱した麦芽の苦味が特徴だ。ともに350ミリリットル缶で298円(税別)。
オラホビールは今春、工場を増床し、新たに熱処理機器を設けたことで賞味期限が3カ月から8カ月に延び、首都圏など全国への出荷が可能になった。営業担当の戸塚正城さんは「食事に合わせても飲みやすいビールに仕上がった。クラフトビールを飲んだことのない人に、ぜひ試してほしい」と話している。