イタセンパラの貴重な動画を撮影した川上さん

イタセンパラの貴重な動画を撮影した川上さん

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イタセンパラ生態知って ひみラボ水族館、動画公開へ

北日本新聞(2020年4月29日)

 氷見市に生息する淡水魚を飼育展示している「ひみラボ水族館」(同市総領)は、国天然記念物イタセンパラの貴重な動画を公式ツイッターで公開する。国内で初めて撮影した自然界での産卵シーンも含んでいる。新型コロナウイルスの影響で学校が休校となり、自宅学習している子どもたちに地元の貴重な淡水魚に興味を持ってもらう狙い。

 タイトルは「おうちでイタセンパラ観察!」。水族館の運営を担うNPO法人Bioクラブの代表理事、川上僚介さん(28)が2014年と15年に市内の万尾川(もおがわ)で撮影した。それぞれ9月から10月にかけ、冷たい流れの中にウエットスーツを着て潜り、計約20日間カメラを回した労作。

 産卵期に見られるオスの縄張り争いやカップルが二枚貝に産卵する様子などを5回に分けて配信する。特に自然界での産卵シーンは国内で初めて撮影に成功したという。

 月内に公開する1回目は、たくさんのイタセンパラが群れて泳ぐ様子が映っている。オスは婚姻色の赤色になっており、産卵期特有の姿が確かめられる。

 残りの4回分は5月1、5、8、12日に順番に公開する。川上さんは「貴重なイタセンパラが地元にいることを知らない子どももいると思う。動画を見てファンになってもらい、保護活動の輪を広げたい」と話している。問い合わせはひみラボ水族館、電話0766(91)2249。

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