宇奈月温泉の飲食店も参加して行われたテイクアウトマルシェKUROBE

宇奈月温泉の飲食店も参加して行われたテイクアウトマルシェKUROBE

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温泉街の味も楽しんで 黒部でテイクアウトマルシェ

北日本新聞(2020年5月3日)

 新型コロナウイルス感染拡大で、観光客が途絶え深刻な影響を受けている黒部市宇奈月温泉の飲食店が、市国際文化センター・コラーレ駐車場で開催中の「テイクアウトマルシェKUROBE」に参加し、弁当を販売している。温泉街は人通りがほとんどないことから、店主らは「ここで販売できて助かる」と話す。

 マルシェは、市内の飲食店の料理をドライブスルーで販売する取り組みで、有志でつくる実行委員会(松原博紀委員長)が主催。コラーレ駐車場では6日まで、毎日午前11時から販売する(売り切れ次第終了)。

 2日は、10店が16品約430食を用意した。温泉街からは河鹿、HoLo家、炭火焼肉七厘の3店が参加し、多くのドライバーが弁当を買い求めた。4~6日は、ささや食堂も加わる。

 温泉街では旅館が軒並み休館しており、観光客だけでなく働く人の来店も見込めない。河鹿の松下幸之助店主は「非常に厳しい。テークアウトの宣伝も難しいので、こういう機会に皆さんと一緒に取り組めて助かっている」と話す。炭火焼肉七厘の野村幸正マスターは、店での売り上げはゼロに近い状況として「参加できることがありがたい」と言う。HoLo家の堀池奈里架さんも感謝し「観光メインでやってきたが、地元向けに販売できる良い機会になる」と話した。

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