木曽町福島の漆器店「よし彦」は、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」をレーザー加工で刻んだ木曽ヒノキ製の箸を商品化した。「安心な日常生活が早く戻るように」との思いを込め、店頭や店のホームページで販売している。
店の周辺は例年、大型連休の時季になると旧中山道を訪れる多くの観光客でにぎわうが、国や県、町が外出自粛を求める今年は人通りがない。「お箸はどなたも毎日使う物。絵を見て不安を解消してほしい」(加藤真和社長)と、箸にアマビエをあしらうことにした。
1膳200円。売上金の一部は医療関係団体に寄付するという。問い合わせは同店(電話0264・22・2156)へ。