新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東山1丁目の浅野川で例年5月上旬に行われる恒例行事「浅の川鯉流し」が中止となった。本来ならば約250本のこいのぼりが彩るはずの川には、本物のコイの群れがひっそりと泳いでいる。
鯉流しは材木地区の住民らでつくる実行委員会が2001年から開催し、毎年、「こどもの日」にちなんで、大型連休中に実施してきた。今年は20回目の節目だったが、感染拡大防止のため、4月上旬に中止を決めた。
割崎泰実行委員長は「残念だが、20回の節目はちゃんとした形で迎えたい。来年無事開催できるように願っている」と話した。