北國新聞(2020年5月9日)
金沢漁協は8日、県水産総合センター美川事業所(白山市)で育った稚アユ約1万2千匹を、大桑町にある犀川の中間育成場に移した。アユ釣り解禁を前に稚魚を犀川の水に慣れさせ、18日に川へ放流する。
八田伸一組合長ら組合員17人が、トラックで運び込んだ稚アユをバケツやホースで水槽から育成場に放した。
アユ釣りは6月16日に解禁される。同漁協によると、稚アユは例年より少し小さめとなった。八田組合長は「今年は既に多くの天然遡上(そじょう)が確認されている。この稚アユも放流までに大きく育てたい」と話した。