奥能登の各地で9日、のとキリシマツツジが見頃を迎え、深紅の花が枝いっぱいに咲き誇っている。
能登町柳田植物公園では、樹齢500年以上とされるのとキリシマツツジが満開となった。
園内のレストランのそばにあり、高さ約2・5メートル、幅約3メートルの大きさ。1992(平成4)年に移植された。園内には約2500本ののとキリシマツツジが植えられている。同園によると、見頃は1週間ほど続く。
輪島市河井町の重蔵神社では、境内にある3色ののとキリシマツツジが一つの株から枝ごとに赤、ピンク、白色の花を付け、近隣住民の目を楽しませている。
樹齢160年以上で、高さは約2メートルあり、根の部分で別の木が接合したとみられている。神社によると、見頃は10日ごろまで。
輪島市光浦町の干場三蔵さん(87)方では、樹齢360年ののとキリシマツツジが新緑を背に鮮やかに咲いている。
高さ5メートルほどのツツジ6本が庭に植えられており、深紅の花が一面を覆っている。見頃は12日頃までという。