常念岳に現れた雪形「常念坊」(中央上)。八重桜に囲まれ、お花見を楽しんでいるかのよう=安曇野市堀金烏川

常念岳に現れた雪形「常念坊」(中央上)。八重桜に囲まれ、お花見を楽しんでいるかのよう=安曇野市堀金烏川

長野県 白馬・安曇野 その他

「常念坊」花に誘われ 安曇野から望む雪形

信濃毎日新聞(2020年5月12日)

 北アルプスの雪解けが進み、常念岳(標高2857メートル)に「常念坊」の雪形が現れた。雪の中に浮かび上がった山肌の部分が、とっくりを手にした僧侶の姿に見える。安曇野市堀金烏川から咲き乱れる八重桜越しに見ると、まるで常念坊がお花見を楽しんでいるかのようだ。

 常念坊の出現は、田植えを準備する季節の到来を知らせるとされる。例年は4月下旬ごろに現れるというが、今年はその頃の冷え込みで北アの山々に雪が降ったため、5月に入ってから形が見え始めた。さらに雪解けが進むと常念坊の左上に、尾根に残った雪がくわに見える「万能鍬(くわ)」の雪形が出るという。

 市観光情報センターは「常念坊を合掌している僧侶と見立てる人もいる。背中側には犬のように見える雪形もあるので探してほしい」としている。

白馬・安曇野 ニュース