中野市は21日、移住希望者の相談を受けたり、実際に移住した人の話を聞いたりするオンラインの「オーダーメイド見学ツアー」を初めて開いた。昨年は実際に市を訪れた17組32人を案内したが、新型コロナウイルスの感染防止対策で、お互いタブレット端末を通してやりとりした。
参加者は愛知県内の20代男性。スキーで中野市を訪れたことがあり、興味を持ったという。市役所などで市職員や県北信農業農村支援センター(中野市)職員が移住支援制度や市の雇用状況などについて説明。2014年に東京都から移住したブドウ農家の関良祐さん(43)=金井=の畑で話を聞くなどした。
関さんは「農業だけでなく、人付き合いも大事」と助言。男性は「参考になった。新型コロナが落ち着いたら移住したい」と話していた。