17年ぶりに池の水が抜かれた庭園=尾山神社

17年ぶりに池の水が抜かれた庭園=尾山神社

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金沢の尾山神社 17年ぶり庭池の水を抜く

北國新聞(2020年5月24日)

 尾山神社で2003年以来、17年ぶりに庭園の池の水が抜かれ、江戸末期に整備された池の石垣や噴水の井戸などが姿を現した。工事は7月中に予定される鼠多門(ねずみたもん)橋の開通に合わせて6月末まで行われ、池の水質を改善し、周囲の雑草を刈り取って庭園が完成した当時の姿に近づける。
 工事はポンプ車を使って行われ、池の水約180立方メートルを抜き、堆積した深さ約40センチの泥を取り除いている。水中に生息するコイやメダカなどを保護するため、池を区切って半分ずつ進めており、通常立ち入ることができない水際の草木の刈り取りも行われている。池の水を抜く前回の工事では、水底に貝などの生息を確認したが、今回は今のところ、目立ったものは見つかっていない。
 尾山神社によると、庭園は加賀藩主別邸金谷御殿の庭として5代藩主前田綱紀が整備し、江戸末期に現在の形になった。当時は城内から辰巳用水の水が引かれ、噴水は水位差を使って自然に吹き上がる仕組みとなっていたが、現在は境内で地下水をポンプでくみ上げている。
 前回の工事にも立ち会った長谷紀之権禰宜(ごんねぎ)は「思っていたより泥がたまっていた。鼠多門橋の開通で人通りも増えるため、より美しい庭園で参拝客をお迎えしたい」と話した。

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