休校中の小中学校が6月1日に再開するのを前に福井県坂井市ゆりの里公園は、ユリのプランターを市内の全24校にプレゼントする。初めての取り組みで、新学年での学校生活をやっと送ることができる児童生徒に、色鮮やかなユリの花を楽しんでほしいとしている。
感染防止のため広く来園を呼び掛けられない中、同公園は「わが家でゆりフェスタ」と銘打ち、球根やプランター、培養土などのセットを割安で販売している。今回、子どもたちの目も楽しませたいと、ユリを5本ずつ植えたプランターを各校に二つずつ提供することにした。
6月中旬までには花をつけるという。富田真一管理事務所長は「ようやく新学年が始まる。今年は桜に代わってユリで子どもたちを迎えられたら」と話していた。