加賀市大菅波町の農業用水沿いで28日までに、ゲンジボタルの本格的な群舞が始まった。例年より10日ほど早く姿を現しており、暗夜に淡い光が揺れ飛ぶ幻想的な光景が住民らを楽しませている。
保護に取り組む作見地区ほたるの里育成委員の大中勝彦さん(76)によると、ことしは暖冬の影響で5月20日ごろから姿を見せ始め、25日ごろから群舞が見られるようになった。
大中さんは「ことしは数も多く、見応えがある」と話した。6月中旬まで観賞できる見込み。例年、地元の三輪神社周辺で開催している「ほたるウオッチング」(北國新聞社など後援)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止する。