山うにがトッピングされたたこ焼きを手にする関社長=5月31日、福井県鯖江市莇生田町の「ほやっ停」

山うにがトッピングされたたこ焼きを手にする関社長=5月31日、福井県鯖江市莇生田町の「ほやっ停」

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山うにたこ焼き作ろう 鯖江の企業、オンライン体験催し出展

福井新聞(2020年6月1日)

 福井県鯖江市河和田地区の伝統薬味「山うに」の製造販売や、たこ焼き店を展開する「越前隊」(本社同市尾花町)は6月6日、国内最大級のオンライン親子体験イベントに出展する。山うにたこ焼きのワークショップを行い、地元の味をPRする。

 山うには同地区に300年以上受け継がれてきた薬味。ユズと福耳トウガラシ(赤ナンバ)、タカノツメをすりおろし塩を加えたもの。しかし新型コロナウイルスの影響で、飲食店向けの山うに販売が大幅減。栽培を増やした赤ナンバが大量に余る懸念もあった。

 そこでネット展開を強化しようと、同社の関和宏社長は、鯖江市の地域活性化に取り組む慶応大大学院メディアデザイン研究所の木戸健さんの協力を得て「親子でオンライン体験フェス」の出展を決めた。

 イベントは地域体験マッチングサービス「TABICA(タビカ)」を運営するガイアックス(東京都)と実行委員会が主催。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、専用URLで参加する。5月の第1回は約60のワークショップがあり約7500組が参加。第2回となる6日はJR東日本など約90のワークショップが行われる。

 越前隊のワークショップは午前11時40分~午後12時10分。参加者には山うにとたこ焼き粉を事前配送し、関社長が作り方を伝授する。関社長と木戸さんは「全国に河和田の味を知ってもらえる好機。次回以降は鯖江の企業と合同参加し、鯖江を全国にアピールできれば」と構想を膨らませる。

 参加費は材料費込みで大人1人千円、子ども1人50円。締め切りは3日午前8時。詳細と申し込みはタビカの「親子でオンライン体験フェス」専用サイトで「越前隊」を検索。越前隊への問い合わせはメール=seki@echizentai.com

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