観覧車を1台ずつ消毒する担当者=ミラージュランド

観覧車を1台ずつ消毒する担当者=ミラージュランド

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観覧車消毒に1時間、ミラージュランド 「密」防止へ放送、魚津水族館

北日本新聞(2020年6月2日)

 魚津市のミラージュランドと魚津水族館は、新型コロナウイルスの感染リスクを減らす対策に力を注いでいる。5月18日に再開し、子どもたちの歓声が戻って2週間。楽しい雰囲気を邪魔しないよう気遣いながら、1時間近くかけて観覧車を消毒し、狭い通路を一方通行にするなど工夫を凝らす。

 ミラージュランドでは、屋外遊具のみ利用できる。遊具は利用されるたび、スタッフが消毒する。最も手間がかかるのが観覧車だ。ゴンドラ全40台が使用済みになってから行う。地上に接するゴンドラは最大3台。小幅な運転と停止、清掃を繰り返し、完了まで1時間近くかかる。

 再開後の週末は1日千人前後が訪れており、観覧車は消毒作業のため1日2回、利用を中断している。永田慎太郎園長代理は「待ち時間が増えて申し訳ないが、安心して遊んでもらえるようしっかり消毒したい」と話す。

 休業中にアルバイトを募集できなかったため、人手も不足しており、夏休みまでには人員を確保すべくアルバイトを急募している。

 一方、魚津水族館は屋内施設のため「密」になりやすい。混雑を防ごうと、イベントは休止し、富山湾大水槽の水中トンネルなど狭い通路は一方通行にした。

 ただ、生き物に餌を与える時などは人が集まりやすい。特にアザラシは、給餌と輪くぐりなど芸の練習がセットになっており、人気がある。不破光大学芸員は「芸の練習は飼育員との信頼関係を維持するために欠かせない」と言う。

 同館では混雑してくると、館内放送で来館者同士で適切な距離を保つよう注意を呼び掛ける。不破学芸員は「せっかくの楽しい時間をぎすぎすさせたくないので直接声を掛けるのは難しい」と協力を求めている。

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