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恐竜博物館、県外客は7月14日以降に 予約制を導入

福井新聞(2020年6月3日)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館している福井県立恐竜博物館(福井件勝山市)は6月2日、県民を対象に15日から再開すると発表した。県外者には開館記念日の7月14日以降の来場を呼び掛ける。予約制を新たに導入して入館者数を制限、午前と午後で入れ替える。同日から、野外恐竜博物館も再開する。入館者数は、15日からは午前、午後とも千人、7月14日からは各1500人。野外恐竜博物館の参加者数は現行の3分の1の180人とした。個人予約はホームページで、30人以上の団体はファクスで6月8日から受け付ける。

 感染防止対策として、チケット購入者と未購入者の入り口を分け、専用出口も新設する。入館時の検温と手の消毒を徹底、ミュージアムショップは特別展示室前のスペースを活用し、商品数を減らすなどゆとりを持たせる。レストランは席数を従来の半数の55席程度とする。スタッフはフェースシールドを着用する。

 県庁で会見した竹内利寿館長は「アフターコロナに沿った新しい運営方式に移行する。来館者は新たな楽しみ方で観覧してほしい」と話した。山岸正裕勝山市長は「ようやく再開日程が決まり、大変うれしく思う。再開に合わせ市の『かつやまディノパーク』などもオープンさせる予定で、市施設でもしっかり対策をして万全の体制で臨みたい」とのコメントを出した。

 7月17日から開催予定だった開館20周年記念特別展「恐竜新時代~世界に拡がる恐竜王国の覇者たち」は来年度に延期する。

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