大相撲の追手風親方（元幕内大翔山）から３日、出身地の穴水町穴水中の全校生徒１６４人に、地元後援会を通じて追手風部屋特製のマグカップが贈られた。通常授業が再開して間もない生徒たちは、郷土の先輩のプレゼントに「コロナに負けず頑張る」と意欲を新たにした。
　同中ＯＢの追手風親方が率いる部屋には、町出身で三役返り咲きを狙う幕内遠藤や序二段の大翔がいる。
　マグカップは、遠藤や小結大栄翔ら関取７人と行司、床山の名が記され、先月中旬、追手風・遠藤穴水後援会長である石川宣雄町長宛てに届けられた。
　生徒代表の６人に後援会事務局の幽経一郎さんからマグカップが手渡された。３年の山崎優雅さんは「僕たちも負けずに頑張りたい」とお礼の言葉を述べ、仕幸優花さんは「棚に飾って眺めたり、牛乳を温めて飲みたい」と話した。