蓄光石を用いて歩道に表現された星空とオリオン座。夜空には星が輝く=阿智村智里

蓄光石を用いて歩道に表現された星空とオリオン座。夜空には星が輝く=阿智村智里

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阿智の「星空」足元にも 歩道に日没後光る「蓄光石」

信濃毎日新聞(2020年6月6日)

 阿智村智里の県道富士見台公園線に、星空や星座などをあしらった歩道が完成した。村は「日本一の星空」をPRしており、地元の要望を踏まえて県飯田建設事務所(飯田市)が整備。日中の太陽光を蓄積して夜にも光を放つ「蓄光石」を使用しており、日没後、辺りが暗くなり始めると歩道に「星空」が現れる。

 歩道は幅2・5メートルで、本谷川に架かる弁天橋から月川温泉方面へ長さ300メートルほど。景観に配慮して、落ち着いた紅色の舗装に青、紫、緑色の蓄光石計約300キログラムをちりばめ、埋め込んだ。星座の縮尺は忠実に再現。同事務所によると、県内の道路に蓄光石が用いられるのは初めて。

 下伊那地域で観光客の周遊環境を整える「南信州観光ゲートウェイ整備」の一環で、県の地域戦略推進型公共事業として進めた。総工費は約1億5千万円。車道との間はくいで仕切り、安全性も高めた。

 毎年5月の大型連休には大勢の観光客がハナモモを楽しむスポットだが、今春は外出自粛の影響を受けた。同事務所の鈴木進整備課長(57)は「来年は大勢の人に歩いてほしい。自分の誕生月の星座を探してみて」とPRした。

 同村のスキー場「ヘブンスそのはら」では13日、星空を眺めるナイトツアーの特別営業が、感染防止のためチケット販売数を制限して始まる。主催するスタービレッジ阿智誘客促進協議会の会長を務める熊谷秀樹村長は「ツアーとともに楽しんでほしい」と話している。

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