遭難者慰霊碑の前で登山の安全を祈願した「針ノ木岳慎太郎祭」の参加者

遭難者慰霊碑の前で登山の安全を祈願した「針ノ木岳慎太郎祭」の参加者

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大町で針ノ木岳慎太郎祭 麓から山の安全祈願

信濃毎日新聞(2020年6月8日)

 大町市を拠点に国内初の登山ガイド組織をつくった百瀬慎太郎(1892〜1949年)の功績をたたえる「第63回針ノ木岳慎太郎祭」が7日、同市の若一王子神社であった。例年は北アルプス・針ノ木雪渓で開くが、今年は新型コロナウイルスの感染収束が見えない中、規模を縮小。麓で安全祈願祭だけ行った。

 山岳、観光関係者15人が参加。拝殿で神事に臨み、神社敷地内の日本アルプス遭難者慰霊碑の前で遭難事故死者を追悼した。例年実施する記念登山も中止し、慎太郎祭実行委員会の渡辺逸雄会長(86)=大町山岳会長=は「今年はやむを得ない」と述べた。

 今季は針ノ木岳周辺の山小屋も営業開始が遅れたり、休業を決めたりしている。慎太郎の孫で針ノ木小屋を経営する百瀬尭(たかし)さん(72)は「今季の営業については未定。山に登る人は感染症対策などの備えをして、心して入山してほしい」と話した。

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