バドミントンの金沢学院クラブに今春発足した女子チームが約2カ月ぶりに全体練習を再開し、社会人の7選手が金沢学院大第一体育館で元気な声を響かせながらシャトルを追っている。新調のユニホームも出来上がり、「男子に続け」と国内最高峰のS/Jリーグ入りを目標に掲げるバド石川の新生チームに大きな期待が集まる。
金沢学院クラブは2006年に男子チームで創部され、日本リーグ、さらにS/Jリーグに参戦し、過去最高の5位に2度入り、昨年は8位だった。
女子チームは全国大会で活躍した金市工高OBの気谷篤人(金沢学院大職員)を監督、同じく茶谷徳靖(同)をコーチに、竹内沙希(北國銀行)、吉森朱里、芝野真由、竹田蛍(以上日本郵政)、長田あかり(ヨシケイ)、川村紗瑛子(絹川商事)、牧李香(太平ビルサービス)の各選手で編成されている。
6月に入って再始動し、赤色が鮮やかな真新しいユニホームが届いた8日はスタッフと選手が闘志を新たに精力的に汗を流した。
各選手とも高校時代、大学時代に全国大会で健闘し、芝野はインカレでシングルス8強、コーチを兼ねる竹内は西日本学生ダブルスで優勝、吉森は関東学生ダブルスで3位に入った。
出場を予定していた今年の大会は中止となり、来年2月に開催予定のチャレンジリーグ出場を目指して練習を重ねる。チャレンジリーグ優勝で11月のS/JリーグⅡ部、Ⅱ部優勝でさらに1年後のⅠ部に自動昇格となる。
吉森主将は「感謝の気持ちを忘れず、一丸となって戦う」ときっぱり。日大とトナミ運輸で活躍し、全日本総合混合ダブルスとインカレダブルス優勝の実績を誇る気谷監督は「一戦一戦を勝ち抜いていく」と必勝策を練っている。