氷見市博物館に設けられた「応響雑記」の常設コーナー。現在は「コロリ」に関する記述を紹介している

氷見市博物館に設けられた「応響雑記」の常設コーナー。現在は「コロリ」に関する記述を紹介している

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応響雑記を紹介 氷見市博物館に常設コーナー、第1弾は「コロリ」

北日本新聞(2020年6月12日)

 氷見市博物館(大野究(もとむ)館長)は市指定文化財「応響(おうきょう)雑記」を紹介する常設コーナーを設けた。全66巻のうち収蔵する63巻を順次紹介する。第1弾は1859(安政6)年の記述から、大勢の人が亡くなった異病「コロリ」を取り上げた。

 応響雑記は氷見で蔵宿を営み、町役人を務めた9代目田中屋権右衛門の日記。1827(文政10)年5月から59年10月まで33年にわたって書き記してある。

 「コロリ」はコレラのことで58年から全国で流行し59年には激しさを増した。応響雑記には氷見でも大勢が亡くなり、主要な寺社で祈とう祭が営まれたことや朝日山に悪霊を封じ込める小さなほこらが建てられたことが記されている。

 同館の廣瀬直樹主査は新型コロナウイルスの終息が望まれる現状を踏まえ「市民の皆さんにも関心を持ってもらいたい」と話した。展示内容は2カ月程度を目安に変える予定。

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