福井県越前市の木工職人による「武生の木工七人展」(福井新聞社後援)が6月12日、福井市のアオッサで始まった。福井県産の桐(きり)を使った家具から、コースターなどの小物まで約200点が並ぶ。14日まで。
越前箪笥(たんす)で知られる伝統的な技を広く伝えようと、武生の木工七人展実行委員会と越前指物協同組合が主催した。今年で13回目。
適度に湿気を吸ってくれる桐箪笥や抗菌性に優れたイチョウのまな板など、職人が木の特性を生かして製作した。
同会の三﨑俊幸委員長は「一点ものの家具の良さを知ってもらう機会になれば」と話している。