名刀が並ぶ「日本刀の美」展=長岡市栃尾美術館

名刀が並ぶ「日本刀の美」展=長岡市栃尾美術館

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名刀、妖刀 圧巻の美 長岡・栃尾美術館 日本刀展

新潟日報(2020年6月16日)

 鎌倉時代から現代までの日本刀を集めた「日本刀の美」展が、新潟県長岡市栃尾美術館(上の原町1)で開かれている。2008年から4年に1度開催され、今回は日本美術刀剣保存協会長岡支部の会員が所有する愛刀を中心に約100点が並ぶ。

 展示品の一つ「村正」は、徳川家康の親族が次々と切られたことから不吉な刀とされた。廃棄されたり銘をつぶされたりしたものも多く、刀身が長いまま残った刀は貴重だという。

 栃尾地域出身で長岡藩御用鍛冶の二代目兼宗による刀のほか、幕末から明治にかけて活躍した越後村上出身の力士、朝日嶽鶴之助所有の太刀など県人ゆかりの品も並ぶ。

 名刀を擬人化したゲームやアニメの影響で、近年は小学生や若い女性にも人気が広がる。単眼鏡で拡大して見入っていた新潟市の20代の女性は「ゲームのイベントで展示されている日本刀を見て好きになった。曲線や刃文(はもん)がきれい」と話していた。

 7月26日まで。月曜休館。一般400円、高校・大学生200円、中学生以下無料。

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