千曲市森の集荷場に持ち込まれたアンズ

千曲市森の集荷場に持ち込まれたアンズ

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千曲のアンズ、少なめでも出来は上々 出荷始まる

信濃毎日新聞(2020年6月16日)

 千曲市特産のアンズの出荷が14日、市内で始まった。今季のアンズは暖冬で例年より開花が早く、その後の低温や凍霜害の影響を受けて出荷量は例年の4割ほどまで減る見込み。ただ、実はやや小ぶりながら色付きは良く、7月下旬まで県内や都内のスーパーに出荷する。

 ながの農協(本所・長野市)の森集荷場には早朝、主に加工用の品種「平和」が箱詰めされて農家から届いた。農協職員が実を手に取るなどして色付きや傷がないかを丁寧に検品していた。この日は農家から計約400キロが持ち込まれた。

 出荷が始まるのは例年並み。今季は開花時期に低温が続き、ミツバチなどによる受粉が十分でなかった。出荷量は凍霜害で被害が出た2013年の115トン程度に落ち込みそうだ。

 ながの農協のアンズ担当、伊部和真さん(30)は「消費者からの問い合わせも多い。数は少ないものの、出荷できる実の出来は良い」と話している。出荷は7月下旬まで続くという。

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