しなの鉄道北しなの線の牟礼駅(飯綱町)で「駅長」を務めるヤギの「ロール」と、「助役」の「クロオ」が、今年も7月4日から期間限定で「出勤」を始める。ヤギを生かして地域の活性化を図る町の事業の一つ。例年6月上旬から出勤するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もありずれこんでいた。
ロールは普段、長野市のNPO法人「飯綱高原よっこらしょ」が飼育。2016年から駅長を務め、出勤時は駅近くの「駅長室」で、訪れた人が餌やりなどを通して触れ合える。今年はしなの鉄道の新型車両「SR1系」が営業運転を始める7月4日に駅長委嘱式を開催。ロールの絵の入った缶バッジ50個ほどを用意し、希望者に贈る。
町総務課の清水純一課長補佐は「ヤギとの触れ合いを楽しみにしている人も多いと思う。新型コロナに気を付けながら、少しでもほっこりしてほしい」と話している。
出勤は11月8日までの日曜日午前10時〜午後3時の予定(8月は15日のみ)。