町内で収穫したサクランボを使ってクラフティを作るノエミさん(右)ら

町内で収穫したサクランボを使ってクラフティを作るノエミさん(右)ら

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サクランボ使った焼き菓子作ろう ネットで教室、高森から21日

信濃毎日新聞(2020年6月18日)

 高森町内でサクランボ狩りの受け入れが始まったのに合わせ、同町の一般社団法人「熱中たかもり」は21日、サクランボを使ったフランスの伝統的な焼き菓子「クラフティ」を作る教室をオンラインで開く。町職員で同国出身のノエミ・ゲルドラさん(27)を講師に、作り方を動画で配信。新型コロナウイルス感染症の影響で、観光農園への広域的な集客が見通せない中、住民にも町産サクランボを食べるきっかけにしてもらおうと企画した。

 クラフティは、サクランボとプリン液のようなクリームを耐熱皿に流して焼いた菓子。薄力粉や牛乳、アーモンドパウダーなどを混ぜ合わせ、子どもでも簡単に作れる手軽さが特長という。町内では今月、農家9軒がサクランボ狩りの受け入れを始めており、教室の当日はノエミさんらが朝採りした実を使う。

 同法人は料理教室の様子を午後1時から、動画投稿サイト「ユーチューブ」の他、高森町の海外観光客向けインスタグラムで配信する。ノエミさんは「家族が集まる際に祖母がよく作ってくれた味。酸味と甘みのバランスがよく、今の時季のサクランボがよく合うので、家族で作ってみてほしい」と呼び掛けている。投稿された動画は教室後も見ることができる。

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