福井県の大野市漁協は6月17日、アユ釣りが20日に解禁されるのを前に、同市の真名川と九頭竜川で試し釣りを行った。それぞれ6人が各ポイントに入り、2時間で計200匹ほどの釣果を挙げた。組合員らは「今年は期待できる」と笑顔を見せた。
同漁協は本年度、約30万匹の稚アユを放流した。この日釣り上げたアユは17~20センチ程度と成育は上々。真名川で試し釣りをした組合員の男性は「大きく育っている」と太鼓判。
この日の真名川は、朝方は水温14~15度と低かったが、水温が上がるにつれてアユの活性が良くなり、次々と釣り上がった。同漁協増殖部長の澤田美喜夫さんは「先日の雨で水位が上がった。今後、気温が上がっていけば今年は釣れると思う」と手応えを感じていた。
九頭竜川では阪谷新橋の上流で試し釣りを行った。同漁協によると、真名川のアユよりやや大きいという。