バスケットボール男子B3リーグの金沢武士団(サムライズ)の選手3人が22日、下安原町で出荷最盛期を迎えた県産スイカの主力「金沢すいか」の収穫を体験した。選手は「バスケットボールよりさらに大きく重いのに驚いた」と語り、豊かな甘みを持つ旬の味覚に触れた。
店頭での試食販売が難しくなっていることから、プロスポーツ選手を通じて農産物の魅力を発信しようと、JA全農いしかわと金沢武士団が共同で行った。
冨岡大地選手、須田昂太郎選手、田中翔大選手が参加し、JA金沢市砂丘地集出荷場西瓜(すいか)部会の山森篤部会長の指導を受け、8キロほどあるスイカを刈り取って味わった。
スイカはバスケットボールより一回り大きく、重さは10倍以上となる。広島市出身で初めて県産スイカを食べた冨岡選手は「甘くて口当たりも良く、これからたくさん食べたい」と笑顔で話した。
金沢すいかは市内107ヘクタール、約60軒で栽培され、今年は7月下旬までに82万玉を出荷する予定である。