十社大神に初めて「茅の輪」を設置する関係者

十社大神に初めて「茅の輪」を設置する関係者

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災厄はらう初の「茅の輪」 小杉の十社大神 夏越の大祓

北日本新聞(2020年6月23日)

 新型コロナウイルス感染症の第2波が懸念される中、射水市三ケ(小杉)の神社・十社大神(じゅっしゃおおかみ)(宮城澄男宮司)は22日、疫病退散を願い、境内に茅の輪を初めて用意した。社宝である疫病退散の神様「鍾馗(しょうき)」の絵馬も準備。24日から神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」を行う30日にかけ、参詣者に茅の輪をくぐって鍾馗を見てもらう。

 茅の輪は、伊勢神宮や天照大神について学ぶ「伊勢講」の有志ら約10人が、近くで刈り取った葦(あし)を束ね、直径約2・5メートルに仕上げた。参詣者がくぐることで罪やけがれ、災厄をはらう。

 「鍾馗」の絵馬は直径113センチの円形で、通常は宝物殿に掲げてある。江戸、明治時代に活躍した画家で学者の川波友太郎が描いたとされる。中国・唐の時代に玄宗皇帝が感染症にかかった際、鍾馗という人物が鬼を八つ裂きにして食べている夢を見て目が覚めたら病気が治っていたという故事がある。

 宮城宮司は「多くの人が抱えている不安を少しでも解消してもらいたい」と話した。「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」では、奉納された形代(かたしろ)(人形や車形)をたき上げ、健康や疫病退散を祈願する。

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