県内で最も早いアユ釣り解禁を27日に控え、村上市の三面川鮭産漁業協同組合が21日、三面川水系でアユの試し釣りを行った。上々の釣果が上がり、組合員からは「サイズも大きく、期待は大きい」と笑みがこぼれていた。
試し釣りは釣り客に情報を早めに発信するために、同組合が実施しており、今年で9回目。情報は組合のホームページに掲載し、アユ釣りに必要な遊漁券の取扱店などに周知し、問い合わせに答えられるようにするという。
この日は組合員9人が手分けして、午前は支流の高根川6カ所、午後は三面川3カ所へと入った。17~20度とちょうどいい水温で、1日で200匹ほどが釣れ、サイズも大きいもので20センチと好調だった。同組合の平田茂伸理事は「冬場に雪が少なかった影響もあるかもしれないが、試し釣りを始めてこれまでにない釣果。大いに期待できる」と話していた。