酒かすを練り込んだ特製うどんを手に笑顔を見せる高澤社長=高澤酒造場

酒かすを練り込んだ特製うどんを手に笑顔を見せる高澤社長=高澤酒造場

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酒かすで特製うどん 氷見の高澤酒造場

北日本新聞(2020年6月24日)

■こし強く香り豊か

 氷見市北大町の高澤酒造場(高澤龍一社長)は酒かすを練り込んだ特製うどんを商品化した。健康食品として知られる酒かすを有効活用し、新しい名物としてPRすることで市の活性化に一役買いたいという。

 酒かすは食物繊維やビタミンが豊富。以前は自宅で奈良漬などを作るため求める人が多かった。近年は需要が減り、このままだと産業廃棄物として処理しなければならない状況になってきた。

 高澤社長は昨年秋、うどん製造販売の海津屋(同市上泉)に特製うどんへの活用を提案。製法を工夫して今月完成した。製造過程で酒かすに残っていたアルコール分は飛ばされ、独特の風味だけが残る。子どもでもおいしく味わえるという。

 高澤社長は「こしが強く、ほんのりと酒の香りがする。日本酒が好きな人には飲みながら食べてほしい」と話す。

 高澤酒造場は純米吟醸4合瓶と特製うどん200グラム2袋のセットを税込み4400円で販売する。県内の酒類販売業者でも入手可能。問い合わせは同社、電話0766(72)0006。

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