根上隕石落下25周年をPRする立て看板とプランター=能美市大成町

根上隕石落下25周年をPRする立て看板とプランター=能美市大成町

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落下25周年 根上隕石「若者も知って」 看板、花で伝え

北國新聞(2020年6月25日)

 能美市大成町の女性団体「きらめきレディース会」は24日、旧根上町の隕石(いんせき)落下25周年を記念し、町内3カ所で立て看板と花苗のプランターを設置した。かつて地元に隕石が落ちたことを知らない若い世代が増えていることから企画した。「根上隕石」を語り継ぐ同会は高齢化が進んでおり、メンバーは「若い人が地域の歴史を知るきっかけになってほしい」としている。
 きらめきレディース会は、1995(平成7)年2月に自宅の車に隕石が落下した笹谷玲子さん(86)が中心となり、同年に結成された。
 肉団子や丸いも団子を隕石に見立てた料理「隕石なべ」を開発するなど、5年の節目ごとに記念イベントを実施。市内小学4年生を対象とした市教委の隕石学習にも協力し、笹谷さんらが語り手となり、落下当時の状況を児童に紹介してきた。
 しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で25周年の記念行事が中止となり、隕石学習も実施できるか見通しは立っていない。現在約20人いるメンバーは高齢化しており、笹谷さんらは「派手なことはできないが、花に目をやるついでに看板を見て隕石落下の歴史を知ってほしい」と今回の植栽を計画した。
 メンバーはマリーゴールドやサルビアなど22株をプランターに植え付け、同市根上学習センター前と根上郵便局前、JR能美根上駅前の歩道沿いに並べた。
 笹谷さんは「若い人にも根上の歴史的な出来事を知ってもらい、語り継いでほしい」と話した。看板とプランターは8月末ごろまで設置する。

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