上田市生田の信州国際音楽村が、敷地内で住民ボランティアが育てているラベンダーの切り花を通信販売しようと、27日に受け付けを始める。例年だと約5千株が見頃を迎える6月下旬から7月上旬に「ラベンダー祭り」を開いているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大で初めて中止。「代わりに自宅で楽しんでほしい」と企画した。
通信販売する切り花は、長さ60センチ、幅と深さが16センチの段ボール箱いっぱいに詰める。切り花は送料、消費税込みで4千円、切り花を束ねてリボンで編み込む「ラベンダースティック」が作れるセットは5千円。セットにはリボン10本が含まれる。7月5日発送分の申込期間は6月27日〜7月3日で、7月12日発送分は同4〜10日に申し込む。
中止する祭りでは当初、花の摘み取りやラベンダースティック作りの体験を計画していた。今年はこうしたイベントは行わないが、マスクの着用など感染防止に注意すれば畑の散策自体はできる。
通信販売は1人3箱まで。音楽村のホームページなどで入手できる専用の用紙に名前、住所、電話番号、発送個数を記入しファクス(0268・42・3948)する。問い合わせは音楽村(電話0268・42・3436)へ。