富士見町の八ケ岳アルパカ牧場は、アルパカがレースをする「アルパカダービー」を毎日開いている。もともと休日のみの実施だったが、来場者に人気が高いため連日開催に変えた。新型コロナウイルス感染拡大でストレスを感じる生活を強いられ、アルパカに癒やしを求めるファンは増えているとみられ、6月の来場者は例年より多くなっている。
ダービーは2018年に開始。ゼッケンを着けた4頭が100メートルを競う。客は、応援するアルパカを示す「パカ券」(1枚500円)を購入して応援。券を購入したアルパカが勝つと、券は牧場内で使える1000円分の商品券になる。負けても500円分の商品券になる。
新型コロナの影響で、牧場は4月上旬から5月末まで営業を休止した。客離れを心配したが、再開後は来場者数が順調に回復し、休日には通常の倍近い約500人が集まる日もある。
今月29日には、走るアルパカをカメラに収めようとする来場者がコース沿いに並んだ。東京都国分寺市の大学1年の女性(19)は「おとなしいイメージのアルパカが速く走っていて驚いた」。新型コロナの影響で大学はオンライン授業が続いているといい、「(アルパカに)心が癒やされます」と話していた。
牧場の定休日は火曜日。