越前がに「極(きわみ)」に続く最高級ブランドをつくろうと、福井県漁連や飲食業関係者らでつくる「若狭ぐじプレミアムブランド検討委員会」が6月30日発足し、小浜市漁業センターで初会合を開いた。通常規格(500グラム以上)の中でも特に800グラム以上をプレミアムと位置づけることを決めた。
県漁連は若狭湾でとれた500グラム以上のアカアマダイを「若狭ぐじ」とブランド化。県は新ブランドにより、さらに認知度を高めたい考え。委員はこのほか卸売りや宿泊業関係者、県職員ら計8人で構成している。
初会合では山口、長崎、島根、京都のブランド化の取り組みと比較した上で、福井の規格について事務局案を基に検討。希少価値を高めるため900グラム以上を望む声があったが、800グラム以上で合意した。
味に影響するという魚の締め方についても議論。手間が増えるため漁業者の意見を聞いた上で、7月中旬の次回会合で、3種類の締め方で食べ比べし鮮度管理手法、専用ラベル、販売戦略について検討する。
8月には京都市内で新ブランド発表会を計画している。