約千個の越前焼の風鈴が音色を響かせている「陶ふうりん」=7月1日、福井県越前町の越前古窯博物館

約千個の越前焼の風鈴が音色を響かせている「陶ふうりん」=7月1日、福井県越前町の越前古窯博物館

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越前焼、夏の音色大合奏 越前町で風鈴千個展示

福井新聞(2020年7月3日)

 越前焼の風鈴約千個を並べたイベント「陶ふうりん」が、福井県越前町の越前古窯博物館で開かれている。県内の越前焼作家による風鈴の涼しげな音色が、館内を満たしている。8月30日まで。

 昨夏に続く2度目の開催。前回は約300個を展示し好評だったため、今年は3倍以上をそろえた。越前焼の陶土は鉄分を多く含む特徴があり、風鈴にすると高い音が出るという。

 一つ一つ手作りで、おわん形や釣り鐘形、金魚鉢をかたどったものなど大小さまざま。音を鳴らす「舌(ぜつ)」と呼ばれる部分の形もそれぞれ違っているため、いろいろな音色を楽しめる。気に入った風鈴があれば、その場で購入できる。価格は千円(税込み)から。

 福井県陶芸館では期間中、1個千円(同)で風鈴の絵付け体験を行う。問い合わせは県陶芸館=電話0778(32)2174。

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