実証実験でゴンドラに乗り込む人たち

実証実験でゴンドラに乗り込む人たち

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

駒ケ岳ロープウェイ、楽々 予約制運行実験スタート

信濃毎日新聞(2020年7月4日)

 中央アルプスの駒ケ岳ロープウェイを予約制で運行する実証実験が3日、始まった。上伊那地方南部の観光振興に取り組む伊南DMO設立準備会などが企画。この日は2便行い、最初の便には伊南地域の住民24人がモニターとして参加。待つことなく混まないゴンドラに乗り、高山植物の花が咲き始めた千畳敷カールまで行った。

 参加者は駒ケ根高原から参加者用のバスに乗り、ロープウェイ駅へ。千畳敷では帰りの便まで1時間20分ほどあり、周囲を散策していた。妻、2人の息子と訪れた駒ケ根市の高校教諭小野沢泰典さん(32)は「以前来た時は行きも帰りも2時間待った。予約だと決まった時間の滞在だが、来るだけで空気が違う」と満喫していた。

 通常の定員は60人。実証実験は13日までに8日間行う。500人の募集枠はほぼ埋まっている。同会は「反響は予想以上で、地元の人も中アに関心があることが分かった。予約制なら気軽に来られる」とし、参加者の感想を受け予約制導入を検討する。

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