新型コロナウイルスの影響で「夜の繁華街」の来店客が伸び悩む中、片町周辺の飲食店23店舗は4日、「片町昼呑(の)み協会」と銘打つ昼の営業を週末限定で始めた。あいにくの雨となった初日から「昼飲み」を楽しむ酔客でにぎわった。
片町2丁目のギョーザ酒場「パリキング」では、正午ごろから客が続々と集まり、昼から「乾杯」の掛け声でグラスを合わせた。
滋賀県長浜市から訪れた山本敦さん(58)は「新しい試みと知って、店の心意気を感じた。飲んで応援したい」とおちょこを傾けた。発起人の一人であるパブ「キタムラヤ」(片町1丁目)の北村谷成毅(しげき)オーナー(44)は「夜の飲食店が実力を発揮できない中、一丸で頑張っていることを知ってほしい」と話した。